昨日からの日記

昨日はひさびさ、青山から原宿まで歩いた。
青山はあいかわらず、かわっていたのは原宿。
同潤会アパートはなくなり、ブランドのビルがたちならび、露店をやっていた人々はいなくなり、イベントなのか、オブジェが道わきにならべてあった。
私は一時期あの露店のひとびとにまじって友達と帽子をうったりしていた。
その頃にいた、教会の前あたりのシルバー売りのおじさんはいまだ健在だった。
それをみてちょっとほっとした。
アイロニーを感じてるわけでもないけど、あの頃の原宿、表参道はもうないんだなあ、と思うとちょっと寂しい。
夜はレゲエのイベント、Sound Dimentionにいった。終電でかえらなきゃならず、ras-ume&sekiさんのセレクトを全部きけなかったのが残念。しかしクラブにいくこと自体が久々だったので、これまたかつての夜遊び時代を思い出し、友達と語りあったのでありました。
朝まで飲んで踊った日々が、始発で服についたたばこのにおいを気にしながらかえった日々が、ナツカシー!
今じゃ朝までなんてパワーはないけどね。

話はかわり、今日。一日中帽子作り。編みながらテレビをつけたりしているのだが、夜、偶然サガンについての番組をみた。
サガンはアイとコドクをテーマに小説を書き続けた。若くして大金を手にし、沢山酒をのみ、ギャンブルにもあけくれた。何回も離婚をくりかえし、何回もしにかけた。クレイジーな生活のはてはドラッグ中毒で歩く事、書くことすらできなくなってしまう。
うーん壮絶。アイをテーマにかいてるのに、恋人、夫との関係はおそらくシアワセではなかったのだ。小説を書くために生きる。小説を書くことだけで満たされる。でも彼女は本当はアイを求めていたんだろう。
芸術的生き方だ。むむむ。

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