帽子を買っていった人たちのドラマ。

chankingexpress2006-08-30

昨日のマーケットで帽子を買っていった人の印象的だったエピソードを書いておこうと思います。
マーケットでは本当に色々なお客さんと出会います。
一番最初に帽子を買ってくれたのは昨日も書きましたが、隣のお兄さん。
その帽子、彼の雰囲気に非常に良く似合っていて、もともと持っていた帽子のようでした。
被った瞬間に、もう彼のものになったようでした。笑
帽子を買っていく人の中にはギフトとして買って行く人も多いのです。
しかも、同じ会場に一緒に来ている人への秘密のギフトとして・・
グループで来た若い子たちが色々帽子を被りながら選んでいました。
そのうちの一人の女性が、とても気に入った帽子があったようなのですが、どうやらお金が足りなかったかなにかで諦めて去っていきました。その後しばらくしてグループの中の別の男性が帽子を買いに来ました。私は不思議に思いながらもそれを手渡しました。
しばらくするとさっき帽子を買わなかった女性が戻ってきて、あの帽子はないかとたずねてきました。私は帽子を買った彼をちらっとみると、彼がウインクをしたので、そ知らぬ顔で「あれは売れてしまったんです、ごめんなさい・・・」と一言。女性はストックはないのかとか聞いていましたが、諦めて帰っていきました。というか、その後もまた戻ってきていましたが、結局その帽子がないので諦めて帰っていったのです。
彼らが帰っていく姿をみながら、彼がその帽子を手渡すとき彼女はどんなに喜ぶことだろう、と考えただけでこちらも嬉しくなりました。

ある年配の人が帽子を選んでいました。
何度か被って迷って・・一度は去っていったのですが、すぐに戻ってその帽子を買っていきました。
その後、他の女性が帽子を選んでいると、さっきの年配の女性がやってきました。
どうやら帽子を選んでいるのは彼女の娘さんのようで、年配の女性が、実はあなたにもうここの帽子を買ってしまったのよ・・と言うと、あら?!みせてくれない?と娘さん。
でも、お母さんは駄目!後で見せるわ・・といいました。
そして娘さんは娘さんで、気に入った別の帽子を買っていきました。
なんだか可愛い親子でした・・

私はそんなエピソードをいくつも見ながらマーケットに出ているのです。