こっそりやっていたこと。

chankingexpress2007-08-26

こっそり鬼子母神の小さな市に出ていました。
あそこで3ヶ月出店してみましたが、人とのふれあいが毎回良いのです。
初回はこちらでお知り合いになった方がたづねて来てくれて感動。
前回は市の人たちとのふれあい。出店している方々と友達になっていく感じが楽しいのです。

今回はお客さんも少なく(残念ですが)スロウなムード。

京都から友達が市の日程と重ねてたづねてくれました。
彼女はお土産選びが上手。「金の実」という栗のお菓子をくれました。
京都らしいレトロな包みが素敵でしたよ。
しばらく話をして懐かしい京都暮らしを思い出しました。
和裁師の彼女、今度は洋裁を習うそうで・・自分のおばあちゃんたち、つまり昔の日本人が時代の移り変わりとともに和裁を洋裁に切り替えてきた、ということを話していました。彼女も和裁のよさと洋裁のよさを合わせてつくるような服を作っていくのでしょう。
生粋の京都人で、芯のつよい人。しっかりしている・・いつも連絡が途切れることなく、良いお友達です。

それから・・
日本で委託をしているお店で働いていた方が、たまたま市のサイトに載った私の作品の写真を見てたづねてきてくれました。
彼女のお子さん用に買った帽子をなくしてしまい、再度オーダーをしに来てくれたのです・・
というか、市に出していた子供用の帽子が丁度お子さんにもお似合いで、その場で買ってくれることになったのですが・・
嬉しい再会とともに励みになりました。
時々、以前に買った帽子を亡くして連絡をいただく事があるのですが、そういうお知らせをきくと、私の帽子を大事につかってくれている、ということが励みになり、よいものをつくろうという意欲にもつながります。本当にありがたいことです。

さておき、市にでていつも思うのはお客さんが優しい。カナダから3ヶ月だけ日本にいる、という話をすると、帰り際に本気で「気をつけて帰ってくださいね」とか「お元気で」とかいってくれるんです。
なんだかそういう人情にジーンときてしまいます。