hat trick

サッカーの話題ではありません。
今日は2週間ぶりの夏市。
お客さんや他の人たちと話をできるように色々目に見えない工夫や努力をした。
結果。多くの人と話をできて、帽子も良く売れました。

隣にいたtmというゲイのアジア系カナデイアンがとくに協力してくれて、本当に感謝の言葉もないくらいだった。
帽子を買いたいというお客さんのクレジットカードをうけつけられなくて困っていたら、代わりに受け付けてくれたり、つたない英語を話してもよくきいてくれたりで、言葉もできない、仲間もいない状態の私の緊張をやわらげてくれた。

私がバンクーバーに引っ越して1ヶ月ちょっとだといったら「あなたは勇気があるねー。たった1ヶ月でこんなところに出て。いや、変わり者かな?」とかいっていた。
最後に、tmが、よく売れた?と聞いたので、おかげさまでよく売れたよ、といったら、よく売れたのなら僕も嬉しい、あなたの作品は良いものだから。といわれた。

ジャマイカンのDとフィージー人のPも、暇なときに声を掛けてくれたり、更に嬉しかったのはDが、帽子を買ってくれたのだ。彼女もかぎばりあみの帽子を作っているというのにね。市にでてるほかの人たちも、実は私の帽子をほしかったらしく、次々に見に来てはオーダーしたり、買ったりしてくれた。
今まで言葉がしゃべれなくて意思疎通できなかったけど、本当に皆お互いにつくってるものやその気持ちをrespectしてるんだってわかった。

市の後、今日はIiが出かけていないので、日本人の友達のKちゃんとSBというレストランへいった。この店は彼女が以前働いていた店。3階まであってものすごく広くてかっこいい店だ。
働いている人間も、ウェイトレスからシェフまでレベルが高いレストラン。彼女はそこのウェイトレスだった。
3階まで続く階段を上りながら、すごいなあ、こんな広いとこでウェイトレスやってたのか。。と、再度感心してしまった。

ウェイトレスやウェイターはかなり気が利いて機転がきかないとできない仕事。日本のそれとはちょっと違う。
いわばお客と厨房の橋渡し役だ。お客のわがままも、シェフの文句も即座に対処して何とかできる人でないとできない仕事だ。
そんな超忙しいレストランで、彼女はそこで働いている日本人とカナダ人の橋渡し役でもあったみたいで、皆にrespectされている。これもまた凄い。彼女の才能だと思う。
SBは混んでいて結局入れずに別の店にしたのだけどね。。

彼女は昨日失恋したらしく、話を聞きたいと思ったのもあって、夕食を一緒に食べたのだ。
しょんぼりしていた彼女も、夕飯を終えて一通り話をして帰り際には少し元気になっていた。今はひとつの恋を終えて疲れてしまっているけれど、彼女はチャーミングなひとなので、すぐに次の人が現れそうな気もしている。

you can do it anything,everything if you want to do it.here is that kind of country.(正しくないかも?)
あなたが望めば、何でもできるよ。ここはそういう国。

彼のお母さんが言っていた言葉。身にしみました。
その言葉を何度も思い出してがんばってきた。
今日もtmからその言葉を聴いた。
そう、ここは、そういう国なのだ!