しばらくぶりの日記。

もうカナダです。
毛糸の季節でばたばたしていたわけですが、今日もクリスマスマーケットに出ていました。
で、お客さんに聞かれて自問したことがひとつ。
「趣味でやってて商売になったんですか?」と聞かれて、自分でもすぐに答えが見つからなかった。だからその場は適当に相槌を打ってはなしをあわせて流してしまった。
私は人と話していてすぐに答えが見つからないと、相手の話に返事をゆだねてしまうのです。
家に帰って、最初は趣味だったっけ??
と考えた。
思えば最初から商売目的だったような・・そのときは商売ってほどの物でもなかったけど、売るための物をつくるのが目的で始めたこと。
買い手にセンスを認めてもらって買ってもらうという喜びから始まったことだから。趣味とか、それ(売れること)がなんだとかぜんぜん考えてもいなかったのです。

こっちに来てから、ますます「自分の帽子を売る」ということについて考える機会が増えました。
日本とこっちの流通のしくみの差や、売れ筋の違いなどにも適当に対応しなきゃなあ、と思うのです。自分の好きな物だけ作っていたら売るのに時間がかかってしまうから。かといってばっちりそれに対応するわけじゃないです。なにしろ、主体は儲けではなく「私」ですから・・

チャンスが少ないように見えて、意外とある。
面白い国です。